ロリポップ固定IPアクセス byGMOペパボ
在宅勤務でVPNを安全・快適に使うためのルーター設定方法

在宅勤務でVPNを安全・快適に使うためのルーター設定方法

基礎知識

在宅勤務で快適かつ安全に仕事をするには、VPN(仮想プライベートネットワーク)の活用が欠かせません。

しかし、自宅や小規模オフィスのネットワーク環境によっては、VPN接続が不安定になったり、思わぬセキュリティリスクが生じたりすることがあります。

そこで本記事では、在宅勤務を行う個人ユーザーおよび小規模オフィスの情シス担当者に向けて、VPNを安全・快適に利用するためのルーター設定方法を解説します。

VPN接続が不安定になる主な原因(UPnPやIPv6環境、ポート制限など)とその対策、そして安定したVPN接続環境を構築する具体的なルーター設定(ポート開放、ブリッジモード、DHCP固定割り当て)について、初心者〜中級者にも分かりやすく説明します。

さらに、セキュリティ強化策としてのIPアドレス制限と接続元IPの固定化の必要性にも触れ、「ロリポップ!固定IPアクセス」といった固定IPサービスを活用する方法も紹介します。

最後まで読めば、在宅勤務中でも安心して安定したVPN環境を構築できるでしょう。

⇒【ロリポップ!固定IPアクセス】 月額490円、すぐに使えて最大2ヶ月間無料!

在宅勤務でVPN接続が不安定になる原因

まず、在宅勤務でVPNが繋がりにくい・切断されやすいといった不安定さの原因として考えられるポイントを確認しましょう。

主な原因は次のとおりです。

UPnPによる自動ポート開放の問題

家庭用ルーターにはUPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)という機能があり、対応機器の要求に応じてルーターのポートを自動開放する仕組みがあります。

一見便利な機能ですが、UPnPが有効になっていると意図しないポートまで開放されてしまい、外部からの不正アクセスに悪用されるリスクがあります。

接続でも、機器任せにポート制御をさせているとルーター側の設定が不安定になりがちです。

対策 セキュリティと安定性のために、UPnPは無効化し、必要な通信は手動でポート開放する設定に切り替えることをおすすめします(後述)。

IPv6(IPoE)環境によるVPN非対応

昨今は高速化のためにIPv6(IPoE方式)でインターネット接続する家庭も増えています。

しかし、一部のVPNプロトコル(典型例はL2TP/IPsec)はIPv6経由の接続に対応しておらず、その結果「VPNに繋がらない」現象が発生することがあります。

実際、IPv6(v6プラス等)の環境では利用できるポートに制限があり、L2TP/IPsecで使用するUDPポート(500番や4500番など)がブロックされて接続できなくなるケースがあります。

このような環境下では、いくら設定を見直してもVPN接続が不安定または確立できないため注意が必要です。

対策 お使いの回線がIPv6による「IPv4 over IPv6」接続の場合、プロバイダによるポート制限の影響を受けます。 その場合は、ルーター設定をPPPoE接続(IPv4)に切り替えるか、VPN側で他のプロトコル(OpenVPNやWireGuardなどIPv6上でも動作しやすいもの)を利用する方法があります。 実際に、IPv6環境でL2TP/IPsecが使えない場合の対処として「IPv6はそのままにPPPoEで接続するサブ回線を用意する」方法や、高度なNATトラバーサル対応ルーターを導入する方法などが報告されています。 自宅のネット回線種類によってはVPNが不安定になることがある点を押さえておきましょう。

⇒【ロリポップ!固定IPアクセス】 月額490円、すぐに使えて最大2ヶ月間無料!

ポート制限や二重ルーター(NAT)の影響

上記IPv6以外にも、ポート制限やNAT構造によってVPNが不安定になるケースがあります。

たとえば、一部のインターネット回線やモバイルルーターではセキュリティ上の理由から特定の通信ポートが閉じられており、VPNの通信がブロックされて不安定になることがあります。

また、自宅のネットワークが二重ルーター(ダブルNAT)構成になっている場合も要注意です。

二重NAT環境では、VPNサーバーへの通信経路上にルーターが二台存在するためポートの経路が複雑になり、適切に設定しないと外部からVPNサーバーにアクセスできません。

結果として「自宅のVPNサーバーに繋がらない」「接続できてもすぐ切れる」といった不安定さの原因になります。

対策: 利用しているネットワークでVPNに必要な通信ポート(後述)を遮断していないか確認しましょう。

必要に応じてプロバイダや機器の設定を変更し、VPN通信に必要なポートを使えるようにすることが大切です。

また、自宅のネットワークが二重ルーターになっている場合は、後述するブリッジモードの利用などでルーターを一台化するか、上位ルーターから下位ルーターへのポート転送(DMZ設定等)を行いましょう。

⇒【ロリポップ!固定IPアクセス】 月額490円、すぐに使えて最大2ヶ月間無料!

安定したVPN接続を実現するためのルーター設定

VPN接続を安定させるには、ルーター側でいくつかの設定ポイントを押さえておく必要があります。

ここでは、自宅やオフィスのルーターで確認・実施すべき設定項目を順に説明します。

VPN用ポート開放(ポートフォワーディング)

ポート開放(ポート転送)とは、インターネット側から家庭内ネットワーク上の特定機器にアクセスできるようルーターの“入口”を開ける設定のことです。

たとえば自宅にVPNサーバー(NASや社内サーバー等)を置いて外出先から接続したい場合、このポート開放設定が不可欠になります。

インターネット通信は送信元と宛先の「IPアドレス」と「ポート番号」を使って行われるため、必要なポートを開放しルーターに転送ルールを設定しなければ外部からVPNサーバーに到達できません。

ただし、開放したポートはインターネット上に露出するためセキュリティリスクも伴います。

でも解説されているように、無防備にポートを開けると第三者に攻撃される可能性があるため、VPNの認証情報を強固にしたり不必要なポートは開けないよう注意しましょう。

なお、すべてのVPN利用でポート開放が必要というわけではありません。

一般的な企業のリモートアクセスVPNサービスや市販VPNサービスを利用するケースでは、自宅側で特別なポート開放をしなくても通信できる場合がほとんどです。

VPNクライアントから社内VPNサーバーへ接続要求を出す際は通常、ルーター内側(LAN側)から外側へ通信が発生するため、ルーターは自動的に応答トラフィックを通します。

そのため、「会社から支給されたVPNソフトを入れただけで繋がる」ような場合は、自宅ルーターのポート開放は不要です。

しかし、自分で自宅にVPNサーバーを設置する場合(小規模オフィスで社内ネットワークに外部から繋ぐ場合など)は、該当するVPNの通信ポートをルーターで開放し、サーバー機器に転送する設定が必要になります。

例えばOpenVPNならデフォルトUDPポート1194番、L2TP/IPsecならUDP 500番と4500番、PPTPならTCP 1723番とGRE通信等、使用するVPN方式に応じて必要なポート番号が異なるので、マニュアルを確認して設定しましょう。

⇒【ロリポップ!固定IPアクセス】 月額490円、すぐに使えて最大2ヶ月間無料!

ブリッジモードの活用(二重ルーターの解消)

自宅のネットワーク環境によっては、ONU(光回線終端装置)兼用のISP提供ルーターと、自前で設置したWi-Fiルーターの二重ルーター構成になっている場合があります。

二重ルーター環境では、前述のようにVPNサーバーへの通信経路が複雑になり、適切なポート転送が難しくなるほか、NATの二重変換によってVPNが正常に動作しないこともあります。

これを解消するには、ブリッジモードの活用が有効です。

ブリッジモードとは、ルーター機能をオフにして単なるモデムまたはスイッチのように動作させる設定で、結果としてルーターを一台に減らすことができます。

例えば、上位のISP提供機器をブリッジモードに切り替えれば、自前の下位ルーターが直接グローバルIPアドレスを取得してシングルルーター環境になります。

こうすることでVPN用ポート開放も一箇所のルーターで済み、設定漏れやNAT越えの問題が起こりにくくなります。

お使いの機器がブリッジモードに対応している場合は是非利用しましょう(※対応しない場合は、上位ルーター側で下位ルーターのWANアドレスに対してDMZ設定をし、全通信を下位ルーターに通す方法もあります)。

DHCP固定割り当てによる端末IPの固定

VPNサーバー用機器のローカルIPアドレスを固定しておくことも、安定運用のポイントです。

一般的な家庭用ルーターではDHCP機能によりLAN内機器へ自動でIPアドレスが割り振られますが、再起動や一定期間の経過によって機器に割り当てられるアドレスが変わる可能性があります。

もしVPNサーバー機器のIPアドレスが変わってしまうと、先述のポート転送設定の宛先がずれてVPN接続できなくなってしまいます。

これを防ぐために、DHCP固定割り当て(アドレス予約)の設定を行いましょう。

ルーターの設定画面でVPNサーバーに使う機器のMACアドレスとIPアドレスを紐付けて予約登録しておけば、以後その機器は常に同じローカルIPを使い続けます。

あるいは機器側で静的IPを設定してしまう方法もありますが、DHCPサーバー側で管理したほうがネットワーク全体のIP重複も防ぎやすいためおすすめです。

こうしたひと手間により、「昨日までつながっていたのに今日はVPNに繋がらない」といったトラブルを未然に防ぐことができます。

⇒【ロリポップ!固定IPアクセス】 月額490円、すぐに使えて最大2ヶ月間無料!

VPN接続のセキュリティ確保:IP制限と固定IPの必要性

VPNによるリモートアクセス環境では、安定性だけでなくセキュリティ面の対策も重要です。その一つの有効な方法が、接続元IPアドレスによるアクセス制限(IP制限)を導入することです。

企業の社内システムや機密データにアクセスするVPNでは、許可した特定のIPアドレスからの接続しか受け付けないように設定することで、不特定多数からの不正アクセスを強力にブロックできます。

実際、第三者による不正侵入を防ぐには「信頼できる固定IPアドレスだけアクセスを許可する」という対策が非常に有効であり、取引先や自社システムでもIP制限の運用はほぼ常識になりつつあります。

VPNの認証情報が万一漏洩してしまった場合でも、接続元IPが限定されていれば攻撃者は社内ネットワークに入り込めません。

こうした理由から、社内VPNやリモートアクセスの運用ではIPアドレス制限が推奨されています。

しかしここで問題になるのが、自宅から接続する在宅勤務者のグローバルIPアドレスが動的(変動)であるケースです。

一般家庭向けISPの多くは契約者に固定IPを割り当てていないため、時間経過やルーター再接続等で自宅のグローバルIPが変更されてしまいます。

動的IP環境では、せっかく社内側でIP制限を掛けても自宅IPが変わる度に許可リストを書き換えねばならず、現実的ではありません。

このような状況で役立つのが、外部の固定IPアドレスサービスを利用する方法です。

例えば「ロリポップ!固定IPアクセス」のようなサービスを活用すれば、オフィスだけでなく自宅やカフェなどどこからでも常に同じ固定IPアドレス経由で社内ネットワークにアクセス可能となります。

利用者側はVPNサービス経由で固定IPを得て社内VPNに接続し、社内システム側ではその固定IPからの通信のみに接続を限定する、といった運用が簡単に実現できます。

結果として、不許可のIPからのアクセスはすべてブロックされるため不正アクセス防止につながり、リモートワーク下でも社内リソースを安全に利用できるのです。

このように、在宅勤務におけるVPNのセキュリティ強化策として「接続元IPの固定化」は大きな効果があります。

次章では、前述したロリポップ!固定IPアクセスについて、具体的なサービス概要や特徴・料金を紹介します。

⇒【ロリポップ!固定IPアクセス】 月額490円、すぐに使えて最大2ヶ月間無料!

ロリポップ!固定IPアクセスの概要・特徴・料金

ロリポップ!固定IPアクセスは、在宅勤務での社内システム接続や外出先からの安全な通信など様々なシーンで役立つ固定IPアドレスサービスです。

VPN技術(プロトコルにWireGuard採用)を用いて、自宅・カフェ・出張先問わずどこからでも常に同じグローバルIPアドレスを使用した通信が可能となり、遠隔地からでも社内ネットワークやクライアント先サーバーに「信頼できるIPアドレス」でアクセスできます。

テレワーク中の従業員は、自宅回線の種類に関係なくこの固定IPを経由して接続することで、前述のIP制限によるセキュリティ確保を容易に実現でき、安全性と利便性を両立できます。また、個人でも利用しやすい料金設定で手軽に導入できる点も魅力です。

サービスの主な特徴:

以上のように「ロリポップ!固定IPアクセス」は、在宅勤務時のVPN利用をより安全に・快適にするための強力なソリューションです。

自宅のルーター設定を適切に行い安定したVPN接続基盤を整えつつ、必要に応じて固定IPサービスも活用することで、場所にとらわれず安心して仕事ができるテレワーク環境を構築していきましょう。

VPNの不安定さに悩んでいる方や、セキュリティ面を強化したいと考えている方は、本記事で紹介した設定ポイントをぜひ一度確認・実践してみてください。

そうすることで、在宅勤務中でも社内と同じようにスムーズで安全なネットワークアクセスを実現できるはずです。🚀

⇒【ロリポップ!固定IPアクセス】 月額490円、すぐに使えて最大2ヶ月間無料!

おすすめの記事

どこからでも簡単に
固定IPアドレスでアクセス

導入相談