ロリポップ固定IPアクセス byGMOペパボ
固定IP対応プロバイダ一覧|光回線で固定IPを使う方法と料金比較

固定IP対応プロバイダ一覧|光回線で固定IPを使う方法と料金比較

基礎知識

光回線で固定IPアドレスを使うには、固定IPオプションを提供しているプロバイダと契約する必要があります。 ところが対応プロバイダは限られており、料金にも4倍近い開きがあります。まずは一覧で見てみましょう。

固定IP対応プロバイダ一覧(個人でも契約できるもの)

プロバイダ 月額(税込) 初期費用(税込) IPoE(IPv4 over IPv6)対応 備考
ASAHIネット 1,980円 1,980円(開通月無料) 個人向けで最安水準。フレッツ光クロスにも対応(IPv4 over IPv6のみ)
BB.excite 約3,300円(固定IP 2,750円+接続料550円) 3,300円程度 ×(PPPoEのみ) IPv6高速接続との併用不可
@nifty 3,245円 5,500円 ○(2024年8月開始のIPoE固定IPオプション) フレッツ光クロスにも対応
BIGLOBE 3,850円 8,800円 ×(PPPoEのみ) BIGLOBE光・フレッツ光ネクストで利用可
ぷらら 新規申し込み終了(2026年4月1日)。2028年3月31日に提供終了(詳細
OCN 回線込みで月額7,000円台〜 3,300円程度 法人向けの位置づけ。2026年10月から料金改定予定
VPN型(回線を変えない) 490円(税込539円)〜 0円 回線を問わない プロバイダ契約はそのまま。後述

この表について

料金は2026年8月時点の各社公式情報に基づく税込表記です。回線基本料は含みません(BB.exciteのみ接続料込みで表記)。
プロバイダの料金は改定されることがあるため、契約前に必ず各社の公式ページでご確認ください。とくにOCNは2026年10月からの料金改定が案内されています。

表を見てわかるとおり、個人が光回線で固定IPを使う場合、現実的な選択肢はASAHIネットにほぼ絞られます。他社は月額3,000円を超えるうえ、BIGLOBEとBB.exciteはIPv6高速接続(IPoE)と併用できないため、固定IPを使うと速度面で不利になります。

そして、いま使っているプロバイダが非対応なら、乗り換えが必要になるのが最大のハードルです。この記事では、各プロバイダの詳細を見たうえで、プロバイダを変えずに固定IPを用意する方法まで解説します。

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固定IPアドレスとは?家庭の光回線で必要になる利用シーン

通常、家庭の光回線ではプロバイダから割り当てられるグローバルIPアドレスは接続のたびに変わる動的IPアドレスです。

一方で固定IPアドレスとは、インターネット接続時に毎回同じ値のIPアドレスが割り当てられる仕組みで、再接続やルーター再起動をしても変わらないのが特徴です。

固定IPにすることでインターネット上で住所のような一定の場所が得られ、以下のようなシーンで便利に活用できます。

このように固定IPアドレスがあると「自宅のネット環境を外部から一意に特定・信頼」できるため、リモートアクセスの利便性と安全性が飛躍的に向上します。 ただし取得には追加料金が必要になる点は押さえておきましょう(後述)。

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光回線で固定IPアドレスを利用する方法

では、家庭の光回線で固定IPを利用するにはどうすれば良いのでしょうか。 大きく分けて(1) 利用中プロバイダで固定IPオプションを契約する, (2) 固定IP対応の他プロバイダに乗り換える, (3) プロバイダに依存しない外部サービスを利用するという選択肢があります。

順にポイントを見ていきます。

まずは現在のプロバイダの固定IP対応状況を確認

現在ご自宅で利用中の光回線プロバイダに固定IPオプションが用意されている場合、そのオプションを追加契約する方法があります。

例えば「フレッツ光+プロバイダ」という構成であれば、プロバイダ側で固定IPアドレスの有料オプションを提供していないか確認しましょう。

提供があれば月額料金を支払って固定IPを割り当ててもらえます(設定用のID/パスワードが発行され、ルーターに設定します)。

固定IPオプションがない主な回線例: 残念ながら、ソフトバンク光やNURO光(個人向け)、auひかり(個人向け)など多くの大手光コラボでは固定IPオプションを提供していません。たとえばNURO光は個人向けプランに固定IPがなく、利用したい場合は法人向け「NURO Biz」を契約する必要があります。このようにプロバイダによっては固定IP非対応も多いので、まずは現在の契約で可能かどうか確認が重要です。

固定IP対応プロバイダへ乗り換えを検討

もし現在のプロバイダで固定IPが使えない場合、固定IPサービスを提供しているプロバイダへ乗り換える方法があります。

フレッツ光をご利用中ならプロバイダ部分の変更だけで済みますし、光コラボ(回線とプロバイダ一体型)の場合は回線事業者ごと変更する形になります。

乗り換え時には料金や対応エリア、通信方式なども比較しましょう。

近年は高速なIPv6(IPoE)接続でも固定IPに対応するプロバイダが増えており、夜間でも速度低下しにくい快適さを求めるならIPoE対応のプロバイダがおすすめです。

以下に主要プロバイダの固定IP対応状況を比較します。

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プロバイダ別の詳しい解説

主要なプロバイダについては、料金・対応回線・申し込み方法を個別の記事にまとめています。

固定IPアドレスに対応する主要プロバイダ比較

日本国内の主なプロバイダの中で、固定IPアドレスを個人向けにも提供している代表的なサービスをまとめます。

それぞれ月額料金や契約形態、個人利用可否が異なるため注意が必要です。

OCN(NTTコミュニケーションズ)

OCNはNTTグループの大手プロバイダで、高信頼のインフラを持ち法人利用でも人気です。

固定IPについては「OCN 光アクセス IP1」などのプラン名で提供されており、個人でも契約可能な法人向けサービスという位置づけです。

料金はやや高額で、フレッツ光1ギガ回線の場合月額約7,480円(税込)~(プランや回線種別により変動)に初期費用3,300円程度が必要です。

OCNはPPPoE方式・IPoE方式の両対応で固定IPを提供しており、10ギガ対応プランも用意されています。

信頼性重視で24時間安定稼働や複数IPの利用が必要なケースでは有力ですが、個人利用にはコストが高めである点に留意してください。

ぷらら(NTTぷらら / ドコモ光 提供元)—— 新規申し込みは終了

ぷららで固定IPを新たに契約することはできません。

個人向けの「ぷらら」ではもともと固定IPオプションが提供されておらず(かつての「ダブルルートオプション」は2022年3月に終了)、固定IPは法人向けの「BUSINESSぷらら」でのみ提供されていました。

そのBUSINESSぷららも、インターネット接続サービスとオプションサービスの提供終了が公式に案内されています。

新規・追加申し込みの受付終了 サービス提供終了
BUSINESSぷらら インターネット接続サービス 2026年4月1日 2028年3月31日
ぷらら光 for Business(光コラボ) 2023年2月27日 2027年3月31日

現在ご利用中の場合は、提供終了までに移行先を決めて切り替える必要があります。移行の進め方はぷららの固定IPは新規申込終了|2028年終了までの移行先にまとめました。

ASAHIネット

ASAHIネットは個人向けに評判の良いプロバイダで、固定IPオプションを比較的安価に提供していることでも知られます。

ASAHIネット会員なら光回線サービス(AsahiNet光、フレッツ光、ドコモ光等)に追加して月額1,980円(税込)で固定IPv4アドレスを1つ取得できます。

初期費用も1,980円(開通月無料)で、オンラインゲームや見守りカメラ、IoT機器のリモート操作など個人ユースでも導入しやすい価格設定です。

接続方式はPPPoEまたはIPv4 over IPv6(IPoE)が選択可能で、v6プラス等のIPv6高速接続を利用しながら固定IPv4を使うこともできます。

フレッツ光クロス(10ギガ)にも対応しています。ただしクロスではIPv4 over IPv6接続(IPIP)での提供となり、IPv4接続(PPPoE)は利用できません。

BB.excite (エキサイト)

BB.excite(エキサイト)は格安プロバイダとして有名で、光回線向けの低価格プランを提供しています。

固定IPについてはPPPoE接続プランで追加オプションとして利用可能です。具体的には、BB.exciteのフレッツ光向け接続サービス(月額550円程度)に固定IP利用料2,750円/月を加える形で合計月額3,300円(税込)ほどで固定IPが使えます。

初期費用は契約事務手数料3,300円程度が別途発生します。

注意点として、BB.exciteの固定IPはIPv4 PPPoE接続のみ対応であり、IPv6(IPoE)による高速接続と併用はできません。

そのため夜間帯など混雑時には通信速度が低下しやすくなる可能性があります。

価格は比較的リーズナブルなので「コスト重視だが速度は妥協できる」という場合の選択肢になるでしょう。

@nifty(ニフティ)

@nifty(ニフティ)も長年の大手プロバイダで、固定IPサービスを提供しています。

従来はPPPoE方式のみでしたが、2024年8月より「IPoE固定IPオプション」を開始し、IPv6(IPoE)でも固定IPv4が利用可能になりました。

料金は初期費用5,500円、月額3,245円(税込)で、フレッツ光ネクストやフレッツ光クロス、@nifty光(コラボ)など幅広い光回線で利用できます。

IPoE方式ではOCNバーチャルコネクトを利用し、混雑しにくい安定通信が可能とされています。

既存のPPPoE固定IPサービスも「PPPoE固定IPオプション」として継続されていますが、速度重視なら新しいIPoEオプションの方が有利でしょう。

BIGLOBE(ビッグローブ光)

BIGLOBE光は光コラボレーションモデルの一つで、数少ない固定IPオプション提供コラボ回線です。

BIGLOBE光利用者向けにグローバル固定IPv4アドレスを1つ付与するオプションがあり、月額利用料3,850円(税込)/ 初期費用8,800円で契約できます。

注意点として、BIGLOBE光の固定IPはIPv4 PPPoE接続のみ対応であり、IPv6(IPoE)接続では固定IPを使えません。

そのため、せっかくBIGLOBE光で標準提供されるIPv6高速通信(v6プラス等)があっても、固定IP利用時はIPv4接続になる点に留意が必要です。

料金も他社に比べ高めですが、「現在BIGLOBE光を使っているので固定IPも追加したい」という場合には有力な選択肢となります。

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光回線で固定IPが使えない場合の代替手段:VPN型サービス

上記のように、固定IPを提供するプロバイダはありますが「自分の回線では公式に固定IPが使えない」「プロバイダを乗り換えるのはハードルが高い」という方も多いでしょう。

そのような場合に検討したいのが、プロバイダに依存しない固定IPサービスを利用する方法です。

プロバイダ変更なしで固定IPを得る方法

プロバイダ側で固定IPが提供されなくても、VPN(仮想プライベートネットワーク)技術を利用した外部サービスを使えば固定IPを利用できます。

これは「インターネット経由で専用のサーバーに接続し、そのサーバーからインターネットに出ていく経路を確保する」仕組みで、接続先サーバーに固定IPが割り当てられているため結果的にユーザーも固定IPで通信できるというものです。

例えば「ロリポップ!固定IPアクセス」などがこのタイプのサービスに該当します。

自宅の光回線のプロバイダを問わず、現在の回線にVPN接続をプラスするだけで固定IPアドレスを実現できる手軽さが魅力です。

VPN接続中は通信が暗号化されるためセキュリティ面でも安心して利用でき、カフェ等の公衆Wi-Fiから社内システムにアクセスする際の安全確保にも役立ちます。

中でも「ロリポップ!固定IPアクセス」は月額料金や使い勝手の面で注目のサービスです。次章ではこのロリポップ!固定IPアクセスの特徴と利用方法を詳しく紹介します。

ロリポップ!固定IPアクセスの特徴と利用方法

「ロリポップ!固定IPアクセス」はレンタルサーバー大手のGMOペパボ株式会社が2025年3月に提供開始した、固定IPアドレス割当済みVPNサービスです。

個人・法人を問わず申し込み可能で、オンライン手続きのみで申し込んだ当日から利用開始できる手軽さが最大の特徴です。

具体的なサービス内容とメリットを見てみましょう。

導入手順は非常に簡単で、申込後に提供されるライセンスキーと設定ファイルを、スマホやPCにインストールしたWireGuardアプリにインポートするだけです。

接続を有効化すれば、そのデバイスの通信は全てサービス側の固定IPアドレスを経由してインターネットに出ていきます。

必要なときだけVPN接続をオンにし、不要なときはオフにするといった使い分けも自由です。

このように「ロリポップ!固定IPアクセス」は、プロバイダ側で固定IPが使えない環境でも低コスト・即日で固定IP環境を手に入れられる優れたソリューションです。

特に「クラウド管理画面を自宅IPからのみアクセス許可したい」「外出先から社内NASに安全に繋ぎたいが自宅は動的IP」という悩みを持つ個人・小規模事業者にはピッタリでしょう。

最大2ヶ月の無料期間も提供されていますので、固定IPが本当に必要か試してみたいという方も気軽にトライできます。

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固定IP対応プロバイダに関するよくある質問

固定IPに対応しているプロバイダはどこですか?

個人でも契約しやすいのはASAHIネット(月額1,980円)、@nifty(月額3,245円)、BIGLOBE(月額3,850円)、BB.excite(合計月額3,300円程度)です。ぷららとOCNは法人向けの位置づけになります。料金はいずれも2026年8月時点の税込表記で、回線基本料は別途必要です。

いちばん安く固定IPを使えるプロバイダはどこですか?

プロバイダの固定IPオプションの中ではASAHIネットが最安水準(月額1,980円・初期費用1,980円)です。ただしプロバイダを変えずに使えるVPN型の固定IPサービスなら、月額490円(税込539円)からとさらに低価格で、回線工事もプロバイダ変更も不要です。

契約中のプロバイダが固定IPに対応していない場合はどうすればよいですか?

プロバイダを乗り換えるか、VPN型の固定IPサービスを使うかの2択です。乗り換えは回線工事や違約金が発生する場合があるため、まずはVPN型を試して要件を満たせるか確認する方法が現実的です。

固定IPを使うと通信速度は落ちますか?

プロバイダの固定IPオプションでは、PPPoE接続でしか固定IPを使えないサービス(BIGLOBE、BB.excite)だと、IPv6高速接続(IPoE)が使えず速度面で不利になります。ASAHIネットや@niftyのようにIPoEに対応した固定IPオプションを選べばこの問題は避けられます。

フレッツ光クロス(10ギガ)でも固定IPを使えますか?

対応しているプロバイダなら使えます。@niftyのIPoE固定IPオプションとASAHIネットの固定IPアドレスオプションはいずれもフレッツ光クロスに対応しています(ASAHIネットの場合はIPv4 over IPv6接続での提供となり、PPPoE接続は利用できません)。10ギガ回線を使っている場合は、契約前に対応状況と接続方式を必ず確認してください。

まとめ:自分に合った固定IP利用方法を選ぼう

自宅の光回線で固定IPアドレスを使う方法として、プロバイダの固定IPサービスを利用する方法と外部のVPN型サービスを利用する方法を紹介しました。

それぞれにメリット・デメリットがあります。プロバイダ提供の固定IPはシンプルで直接的ですが、月額料金が高めだったり対応プロバイダが限られる場合があります。

一方、VPNサービス経由ならプロバイダを選ばず導入できますが、通信経路が一段増えるため厳密にはわずかな通信遅延が発生することもあります(もっとも高速なWireGuard採用サービスでは体感できないレベルです)。

まずはあなたの利用目的や予算に合わせて検討してみてください。

最後に、固定IPを導入したらセキュリティ設定の最終チェックもお忘れなく。

固定IPだからといって外部からの攻撃対象になり得る点は同じですので、ルーターの適切なフィルタ設定や機器のアップデートなど基本対策はしっかり講じましょう。

その上で固定IPを賢く活用し、リモートアクセスやオンラインサービスを快適かつ安全に利用してください。

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