ロリポップ固定IPアクセス byGMOペパボ
IPアドレス制限と時間帯制限を組み合わせた柔軟なアクセス制御とは?

IPアドレス制限と時間帯制限を組み合わせた柔軟なアクセス制御とは?

基礎知識

アクセス制御とセキュリティポリシーの重要性

リモートワークやクラウドサービスの普及に伴い、社内システムやサービスへのアクセス制御を強化する重要性がますます高まっています。

アクセス制御とは、企業の情報システムに「誰が」「いつ」「どこから」アクセスできるかを管理・制限する仕組みです。

特にIPアドレス制限(アクセス元の許可IPアドレスを限定する)と時間帯制限(アクセスできる曜日・時間帯を限定する)は、不正アクセス防止に有効なセキュリティ対策として多くの企業で導入されています。

これら二つの制限を組み合わせることで、より柔軟かつ強力なアクセス制御を実現でき、セキュリティポリシー上も重要な位置付けとなっています。

本記事では、IPアドレス制限と時間帯制限の基本的な考え方とその実装方法をわかりやすく解説し、セキュリティポリシーにおける重要性やクラウドサービス・社内システムへの応用例について紹介します。

後半では、これらのアクセス制御を手軽に実現するサービスとしてロリポップ!固定IPアクセスの特長・導入メリット・導入手順を詳しくご紹介します。

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IPアドレス制限とは

IPアドレス制限とは、システムやネットワークへのアクセスを特定のIPアドレスに限定したり、特定のIPアドレスからのアクセスを拒否したりするセキュリティ対策です。

あらかじめ許可されたグローバルIPアドレスやIPレンジのみアクセス可能とすることで、第三者による不正アクセスをブロックし、重要な情報資産を保護できます。

例えば企業の社内システムでは、自社オフィスのネットワークのIPアドレスや信頼できる固定IPアドレスからの通信だけを許可し、それ以外のアクセスを遮断するルールを設けることが一般的です。

IPアドレス制限のメリットは、不特定多数のネットワークからのアクセスを防ぎ、アクセス元を厳密に管理できる点にあります。

許可された場所(ネットワーク)からのみ接続できるようにすることで、万が一IDやパスワードが漏えいした場合でも、許可されていない場所からの不正ログインを抑止できます。

また、システム管理者にとっても、アクセス元が限定されることで監視やログ分析が容易になり、異常なアクセスを検知しやすくなるという利点があります。

一方で注意点として、社外や在宅勤務など許可IP以外の場所から正規ユーザーがアクセスする必要がある場合には、IP制限によってアクセスできなくなるため対策が必要です。

社内ネットワーク以外からシステムに安全にアクセスする手段としては、VPNの利用や固定IPアドレスサービスの活用などが挙げられます。

後述する「ロリポップ!固定IPアクセス」のようなサービスを利用すれば、社外からでも信頼できる固定IP経由でアクセスできるようになり、IP制限と両立して利便性を確保できます。

時間帯制限とは

時間帯制限とは、ユーザーがシステムにアクセスできる曜日や時間帯を制限するセキュリティ対策です。

例えば、「平日の業務時間内(9時~18時)のみログインを許可し、それ以外の夜間や休日はアクセス禁止とする」といったルールを設けることができます。

これにより、業務時間外に行われる不審なアクセスや操作を未然に防ぎ、システムの安全性を高めることができます。

実際、近年のサイバー攻撃では従業員の活動していない夜間を狙って侵入や不正操作を試みるケースも報告されており、時間帯制限はこうした攻撃への有効な防御策となります。

時間帯制限のメリットは、必要なときにだけアクセスを許可しリスクを低減できる点です。たとえば深夜や休日に通常業務は行われないのであれば、その時間帯のログインは原則禁止にすることで、万一認証情報が漏洩しても不正利用される可能性を減らせます。

また、アルバイトや時短勤務者など勤務時間が限られているユーザーに対しては、その就業時間内のみシステム利用を許可する設定も可能です。

実際にSalesforceなど一部のクラウドサービスでは、ユーザープロファイルごとにログイン可能な時間帯を設定する機能が提供されており、業務時間外のアクセスをシステム上で強制的にブロックできます。

WindowsサーバーのActive Directory環境でもユーザーごとにログオン可能な時間帯を指定するポリシーがあり、このようにシステム側の機能やポリシーを使って時間制限を実装できます。

実装方法としては、サービスやシステムの種類によって異なりますが、クラウドサービスの場合は管理画面で設定したり、オンプレミス環境ではスクリプトやタスクスケジューラでユーザーアカウントを有効・無効にする運用で対応したりすることもあります。

最近ではゼロトラストの考え方が広まり、クラウド向けのID管理/SSOサービス(OktaやAzure AD条件付きアクセス、CloudGate UNO等)では「日時(When)や場所(Where)の条件に応じてアクセスを許可する」仕組みが整っています。

こうしたソリューションを利用すると、誰が・どの端末で・いつ・どこからアクセスしているかを細かく判定し、条件を満たした場合のみサービスにログインさせることができます。

自社システムにおいても、これら市販ソリューションの活用やカスタムスクリプトによって、柔軟な時間帯制限を導入することが可能です。

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IPアドレス制限と時間帯制限を組み合わせるメリット

IP制限と時間帯制限はそれぞれ単独でも有効なセキュリティ対策ですが、組み合わせて運用することで相乗効果が得られます。

具体的には、「許可されたIPアドレスから、かつ許可された時間帯にのみアクセスを許す」という二重の条件を課すことで、不正アクセスのリスクを大幅に低減できます。

例えば、仮に攻撃者が社員のアカウント情報を入手し、さらに社内ネットワークから侵入を試みた場合でも、社内の許可IPからしかアクセスできないうえに業務時間外はログインできない設定にしておけば、攻撃成功の可能性は格段に下がります。

逆に言えば、社内ネットワークからのアクセスであっても深夜・休日など通常あり得ない時間帯の試行はブロックされますし、業務時間内であっても許可されていないネットワーク(IP)からのアクセスは拒否されるため、「いつもと異なる状況」での不正を二重に検知・阻止できるわけです。

これはまさに「多層防御(Defense in Depth)」の考え方であり、単一のセキュリティ対策に頼るのではなく複数の制限を組み合わせることで、セキュリティ強度を高める効果があります。

加えて、IP制限と時間制限を柔軟に組み合わせれば、組織の様々な働き方に対応したきめ細かなアクセス許可ルールを定義できます。

たとえば「フルタイム社員はオフィスの固定IPから営業時間内のみアクセス可」「パートタイム社員は自宅からのVPN経由固定IPも許可するが就業時間中のみ可」「特定の管理者は緊急時に限り時間外でもVPN経由でアクセス可」といったように、ユーザーや役職ごとに異なる条件を設定することも可能です。

クラウドサービス連携のSSO製品では、このような複数条件を組み合わせたセキュリティポリシーをユーザーごとに適用できる機能も提供されています。

このように組み合わせ制御により利便性と安全性のバランスを取った運用が実現できる点も大きなメリットです。

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セキュリティポリシーでの位置付け

IPアドレス制限と時間帯制限は、企業や組織のセキュリティポリシー上、アクセスコントロール(アクセス制御)の重要項目として位置付けられています。

実際に日本政府もガイドラインで、地方公共団体などの情報システムにおける技術的セキュリティ対策として「利用時間や利用時間帯によるアクセス制御」および「IPアドレスによるアクセス制限」を講じるべきと明記しています。

これは近年増加する標的型攻撃や内部不正に対抗するため、アクセスできる時間・場所を限定してリスクを減らす狙いがあります。

特に深夜や休日など通常利用がない時間帯にシステムへのアクセスを遮断することは、管理者不在の隙を突いた不正アクセスを防ぐ上で効果的です。

また、IPアドレスによる制限は前述の通り外部からの不正侵入を防ぐだけでなく、組織内でのアクセス権限の範囲を明確化し内部からの情報持ち出し抑止にもつながります。

こうした対策はセキュリティポリシーに明文化して従業員に周知し、システムにも技術的に実装することで初めて効果を発揮します。

ポリシー上で定めたアクセス可能な条件(例えば「業務で使用するクラウドサービスは社内ネットワークまたは社指定の固定IPアドレスからのアクセスに限る」「深夜帯のアクセスは禁止」等)を具体的な設定に落とし込み、定期的に運用状況を監査することが重要です。

セキュリティポリシーに基づいたアクセス制御の徹底は、不正アクセス防止策として組織の信頼性を高め、顧客や取引先から預かるデータを守ることにも直結します。

昨今では情報漏えいやサイバー攻撃に対する社会的な目も厳しく、万全なアクセス制御を講じているかどうかが企業のコンプライアンスや信頼性評価のポイントにもなっています。

IPアドレス制限と時間帯制限の活用は、セキュリティポリシー実践における基本かつ効果的な施策と言えるでしょう。

クラウドサービス・社内システムへの応用例

ここでは、実際にIPアドレス制限と時間帯制限を活用している具体例をいくつか紹介します。

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ロリポップ!固定IPアクセスの特長・導入メリット

ロリポップ!固定IPアクセスは、GMOペパボが提供する固定IPアドレス付与サービスです。

インターネット接続時に専用のVPN(WireGuardプロトコル)を利用して常に同じグローバルIPアドレスからアクセスできるようにするもので、プロバイダーや回線の種類に関係なく利用できます。

要するに、自宅やカフェ、出張先など場所を問わず、まるで社内ネットワークからアクセスしているかのように振る舞える固定IPを手に入れられるサービスです。

このサービスを導入することで、これまで動的IPアドレスのために社内システムへアクセスできなかったテレワーク社員や、通信先IP制限のあるクラウドサービスを利用する際に発生した不便を解消できます。

主な特長として、まず申し込み当日からすぐに固定IPアドレスが利用開始できる手軽さが挙げられます。

一般に固定IPを得るにはプロバイダーとの契約変更や工事が必要な場合もありますが、ロリポップ!固定IPアクセスならオンラインで申し込めば即日発行され、待ち時間なく使い始められます。

さらに月額539円(税込)という低コストで利用でき、初めての固定IPには最大2ヶ月間の無料お試し期間も用意されています(※1つ目のIPアドレス契約のみ)。

これにより、導入効果を気軽に検証しやすい点もメリットです。

また、複数人での利用にも対応しています。1契約につき1つの固定IPアドレスが割り当てられますが、追加ライセンスを購入すれば同じ固定IPに複数の端末・ユーザーが同時接続することが可能です(1ライセンス=1同時接続)。たとえば開発チームのメンバー全員が同じ固定IP経由でクライアント企業のサーバーにアクセスするといった使い方もできます。

必要なライセンス数は柔軟に増減できるため、プロジェクト人数に合わせてコスト調整もしやすくなっています。

セキュリティ面のメリットとしては、VPNを用いることで通信経路が暗号化されるため、公共Wi-Fi経由でも安全に社内システムやクラウドサービスに接続できるようになります。

加えて前述の通り、固定IPを得ることで接続先システム側でIPアドレス制限の設定が可能となり、より厳格なアクセス制御を実施できます。

社内ネットワークへのアクセスや顧客サーバーへの接続を固定IPに限定すれば、たとえパスワードが漏洩しても第三者からは接続できませんし、全てのアクセスが固定IP経由に統一されることで監査ログの追跡も容易になります。

このようにロリポップ!固定IPアクセスは、柔軟なリモートアクセスと高度なアクセスコントロールの両立を実現するサービスと言えるでしょう。

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ロリポップ!固定IPアクセスの導入手順

実際の導入手順もシンプルです。以下に概要を説明します。

以上で準備完了です。

以後、利用者は社外からアクセスする際にまずWireGuardを起動して固定IPを取得し、その上で各システムにログインする運用となります。

設定ファイルの追加以外に難しい作業はなく、専門知識がなくても比較的簡単に導入できますので、セキュリティ強化施策の一環として手軽に試せるでしょう。

万一わからない点があっても、ロリポップ!レンタルサーバーのサポートサイトに詳しいマニュアルやQ&Aが用意されていますし、サポート窓口に問い合わせることも可能です。

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まとめ

IPアドレス制限と時間帯制限を組み合わせたアクセス制御は、現代の多様な働き方と高度化するサイバー脅威に対応するための有効な方法です。

場所と時間の両面でアクセスを絞り込むことで、不正アクセスのリスクを低減しつつ必要な業務の利便性を確保できます。

セキュリティポリシー上も重要な要素であり、組織として明確なルールを定めて運用することで内部統制の強化にもつながります。

こうした柔軟なアクセス制御を実現・支援するツールとして、ロリポップ!固定IPアクセスは手軽さと効果を兼ね備えた選択肢です。

固定IPアドレスを誰でも手に入れられるようになることで、これまでIP制限のハードルとなっていたネットワーク環境の違いを克服し、安全なリモートアクセスが可能になります。

ぜひ自社のセキュリティ対策や働き方に合わせて、IPアドレス制限×時間帯制限の導入を検討してみてください。

大切な情報資産を守りつつ、安心して業務ができる環境作りに役立てていただければ幸いです。

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