固定IPサービスで感じがちな「不満」とは?
プロバイダから提供される固定IPアドレスサービスに契約したものの、「思っていたより使いづらい」「ちょっと不満…」と感じるケースは少なくありません。
代表的な不満としては以下のようなものがあります。
- 料金が高い 毎月の固定IPオプション料金が割高で負担に感じる。
- 設定や導入が難しい 申し込み手続きやネットワーク設定が複雑で戸惑う。
- IPアドレスを追加しづらい 固定IPを複数ほしい場合に柔軟に増やせない。
- 回線変更や引っ越し時に引き継げない プロバイダや回線を変えると同じ固定IPを使い続けられない。
なぜこうした不満が起きるのか、順番に原因や背景を解説していきます。
それぞれの課題を理解した上で、後半ではそれらを解決できるクラウド型固定IPサービス(VPN型)という代替策についても紹介します。
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料金が高い:固定IPオプションのコスト負担
まず多くの方が感じるのは料金の高さです。
一般に、プロバイダの固定IPサービスは追加の有料オプション扱いとなり、月額料金は1,000~2,000円程度と高めに設定されている場合が多いと言われます。
例えば大手プロバイダでは、固定IPアドレス1つにつき初期費用3,300円、月額料金は戸建て向けで10,000円を超えるケースもあります。
法人向けの高品質サービスという位置づけもあり、個人利用には割高に感じられる価格帯です。
なぜ固定IPは高価になりがちなのでしょうか?
背景にはIPv4アドレス資源の希少性があります。
現在主流のIPv4アドレスは数に限りがあるため、プロバイダ側も在庫に余裕がありません。
そのため固定で1つのIPアドレスを占有させるにはコストがかかり、追加料金が発生するわけです。
特にプロバイダ提供の固定IPは事業者向けサービスとして提供されてきた経緯があり、サポートや品質保証の分も含め価格設定が高めになっています。
その結果、個人ユーザーが「ちょっと試しに使いたい」程度では手が出しづらく、「固定IPは便利だけど毎月の料金が痛い…」と不満を感じてしまうことが多いようです。
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設定や導入が難しい:手続き・技術面のハードル
次によく聞かれるのが導入や設定の難しさです。
固定IPの契約には独特の手順や技術知識が伴うため、初めて利用する人にはハードルが高く感じられます。
申し込み手続きの煩雑さもその一つです。
プロバイダによってはWebフォーム送信後に書類がメールで送られてきて、書類を印刷して捺印し返送するといったように、申込完了までにアナログな作業が必要になるケースがあります。
さらに利用開始まで数営業日~1週間程度の待ち時間が発生することも珍しくありません。
申込から即日利用できる通常のネット回線契約に比べて手間も時間もかかるため、「手続きが面倒で嫌になった」という声もあります。
また、ネットワーク設定の難易度も不満の種になりがちです。
固定IPを使うには特殊な接続設定が必要になる場合があります。
例えば従来の固定IP契約ではPPPoE方式という接続方式を用いることが多く、この場合ユーザー側でルーターに設定を行う必要があります。
最近主流の高速接続方式IPoEでは通常自動でつながりますが、固定IP契約では従来方式に切り替わることもあり、設定変更やルーターの買い替えが必要になるケースもあります。
実際、あるユーザーは「IPv6の高速接続で使っていたルーターが、プロバイダの固定IP新サービスには非対応で使えなかった」という失敗談を紹介しています。
さらに、PPPoE方式の固定IPでは回線速度の低下も懸念点です。
同じプロバイダでも、IPoE接続に比べPPPoE接続は混雑しやすく、時間帯によって速度が大幅に低下することがあります。
こうした技術面・性能面の知識が必要になることから、固定IP導入時には「設定が難しくて大変」と感じるケースも出てくるのです。
IPアドレスを追加しづらい:柔軟性の不足
固定IPサービスの柔軟性の低さも不満として挙がります。
特に「IPアドレスを追加で欲しい」と思ったときに手軽に増やせない点です。
一般的なプロバイダ契約では、1契約につき固定IPは1つだけ提供されます。
複数の固定IPアドレスが必要な場合、法人向けの特別なプランに申し込んだり別契約を結んだりしなければなりません。
個人や小規模でそこまで複数のIPが必要なケースは稀とはいえ、「2台のサーバーを別々の固定IPで運用したい」といった要望に気軽に応えられないのはデメリットです。
また柔軟性という点では、「必要なときだけ固定IPにしたい」というニーズにも応えづらい現状があります。
固定IP契約にしてしまうと常に通信がその固定IPに紐づくため、動的IPの利点を活かした運用と切り替えることができません。
プロバイダ提供の固定IPは一度契約すると常時固定のため柔軟にオンオフできず、不便に感じることが多いようです。
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回線変更時に引き継げない不便さ:契約に縛られる固定IP
最後に、回線環境の変更に伴う不便さも見逃せません。
引っ越しやプロバイダ乗り換えの際に、固定IPアドレスが引き継げない場合があるのです。
固定IPアドレスは契約しているプロバイダ・回線に紐づいて割り当てられているため、例えば引っ越しで別地域の回線に移転した場合や他社プロバイダに乗り換えた場合、以前の固定IPをそのまま使い続けることはできません。
地域ごとに割り当て可能なIPアドレスの範囲が異なるため、物理的な移転では同じIPを提供し続けることができないからです。
この制約により、固定IPを変更せざるを得なくなると様々な手間が生じます。
たとえば固定IPをファイアウォールの許可リストに登録してサービスを利用していた場合、新しいIPに更新しないとアクセスできなくなってしまいます。
こうした「環境が変わると使えなくなる」点で不便さを感じ、不満に思うユーザーもいるようです。
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クラウド型固定IPサービスという代替策
以上のように、プロバイダ提供の固定IPサービスには料金・手続き・柔軟性・継続利用といった面で課題が見られます。
その一つの答えが、クラウド型固定IPサービス(VPN型)を利用する方法です。
クラウド型固定IPサービスとは、簡単に言えばインターネット経由のVPN接続によって固定IPアドレスを利用できるサービスです。
このサービスには、前述の不満を解決できる数々のメリットがあります。
- 低コスト 月額料金が数百円程度と安価なサービスが多く、プロバイダの固定IPオプションに比べて圧倒的に安いです。 初期費用も無料または安価に設定されており、個人でも無理なく導入できる価格帯です。
- 手軽でスピーディ 申し込みはオンラインで完結し、即日から使えるサービスもあります。
発行された設定情報を使って端末にVPN接続設定を行えばすぐに固定IPが利用可能です。
- 柔軟性・ポータビリティ この種のサービスは回線や場所に依存しません。
自宅でもカフェでも、ネット接続さえあれば固定IPを利用でき、引っ越しがあっても同じIPを使い続けられます。
- 複数端末・ユーザーで利用可能 サービスによっては一つの固定IPに同時に複数の端末から接続することも可能です。
また、必要に応じてIPアドレスを柔軟に追加取得できるサービスも存在します。
ロリポップ!固定IPアクセスで不満解消:クラウド型サービスの実例
数あるクラウド型固定IPサービスの中でも、代表的なものの一つがロリポップ!固定IPアクセスです。
GMOペパボ株式会社が提供するこのサービスは、まさに前述のメリットを体現したものとなっています。
料金面では月額利用料が539円~と非常にリーズナブルで、初期費用もかかりません。
最大2ヶ月間の無料お試し期間が用意されており、まずは実際の使い勝手を費用ゼロで試すこともできます。
導入の手軽さも大きな特徴です。
Webサイトから申し込めば即日から固定IPアドレスの利用が可能で、煩雑な書類のやり取りも不要です。
届いた案内に従ってお使いの端末にVPNの設定を行うだけで、難しいネットワーク知識がなくても短時間で設定完了します。
柔軟性・利便性の面でも優れています。
ロリポップ!固定IPアクセスは場所を問わずに利用可能で、日本国内どこからでも同じ固定IPでアクセスできます。
また、同時接続にも対応しており、複数のデバイスで同時に接続してもすべて通信は共通の固定IPアドレスから行われます。
速度面の最適化にも取り組んでおり、一般的なウェブ閲覧やリモートアクセスも快適に行えるとの評判です。
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まとめ:固定IPに不満を感じたら「変えてみる」ことも検討を
プロバイダ提供の固定IPサービスでありがちな不満ポイントと、代替策となるクラウド型固定IPサービスについて解説しました。
料金や設定の難しさなど従来の課題は、新しいサービスの登場によって着実に解消しつつあります。
もし現在お使いの固定IPに少しでも不便さや不満を感じているなら、「環境を変えてみる」ことも選択肢の一つです。
固定IPサービスは一度契約するとそのまま使い続けがちですが、決して一社に拘束される必要はありません。
むしろ、自分の用途や予算に合ったサービスを選び直すことで、驚くほど快適でストレスの少ないネット環境が手に入る可能性があります。
大事なのは、不満を我慢し続ける必要はないということです。
ぜひ柔軟な発想で、自分にとって最適な固定IP利用環境を選んでみてください。