ソフトバンクエアー(SoftBank Air)は、ソフトバンクの高速5G/4G LTEモバイル通信網を利用した据え置き型のホームルーターサービスです。
自宅に専用端末(Airターミナル)を設置し、工事不要でコンセントに挿して電源を入れるだけでインターネットに接続できます。
光回線のような開通工事の手間や時間をかけずに、申し込みから最短数日で Wi-Fi 環境を導入できる手軽さが魅力です。
また、SoftBankやY!mobileのスマホ利用者なら「おうち割」のセット割引が利くこともあり※、簡単かつお得に自宅インターネットを導入できるとして人気があります。
※おうち割:対象のスマホ料金から毎月割引が受けられるソフトバンクのサービス。
ソフトバンクエアーは利用エリア内であればデータ容量無制限で使える点も特徴です(混雑時間帯などは速度制限の可能性あり)。
最新端末では5G通信に対応し、理論値で下り最大2.7Gbpsと高速な通信も可能です。
ただし、あくまでモバイル回線であるため、利用場所の電波状況や時間帯によって速度や安定性が変動しやすく、光回線に比べると通信品質で劣る面もあります。
またオンラインゲームのプレイ時の応答速度(Ping値)も固定回線より高めになる傾向があり、高速通信や低遅延が求められる用途には不向きとされています。
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ソフトバンクエアーでは固定IPアドレスが使えない理由
結論から言うと、ソフトバンクエアーではプロバイダーから固定のグローバルIPアドレスを提供してもらうことはできません。
その理由は、ソフトバンクエアーの接続方式にあります。
ソフトバンクエアーは「シェアードIPアドレス方式」(CGNATとも呼ばれる方式)を採用しており、SoftBank側のプロバイダー網内に用意された1つのグローバルIPアドレスを複数ユーザーで共有する形で通信しています。
各ユーザーには内部的に共有IPの一部が割り当てられるだけで、インターネット上では複数人が同じグローバルIPを使っている状態になります。
このシェアードIP方式では、利用者ごとに固有のグローバルIPを持てないうえ、ネットワーク的に双方向の通信(外部から特定ユーザーへの直接通信)に向きません。
そのためソフトバンクエアーのAirターミナル(ルーター)ではポート開放(ポート転送)やDMZ設定といった機能が公式にサポートされておらず、外部から家庭内ネットワークへのアクセスを許可することができません。
実際、ソフトバンク公式のQ&Aサイトにも「Airターミナルはポート開放・DMZの機能は利用できない」と明記されています。
また、割り当てられるIPアドレス自体も接続のたびに変わり得る動的IPであり(長期間同じとは限らない)、契約者専用の固定IPを付与するオプションも提供されていません。
以上の理由から、ソフトバンクエアーをそのまま利用して自分専用の固定グローバルIPアドレスを使うことはできないのです。
では固定IPアドレスが必要な用途はどのようなものか、そしてソフトバンクエアー環境下でそれらを実現する方法はあるのでしょうか。
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固定IPアドレスが必要となる主な用途
固定IPアドレスとは、インターネット上で変わらない一意のグローバルIPアドレスのことです。
契約者に紐づいて常に同じIPが割り当てられるため、通信相手側から「このIPは〇〇さんのもの」と認識してもらいやすく、セキュリティや通信の安定性が求められる場面で活用されます。
代表的な固定IPの必要用途として、以下のようなケースが挙げられます。
- リモートアクセス(遠隔から自宅ネットワークに接続) 外出先から自宅のPCやNAS、ホームサーバーにアクセスしてファイル共有や操作をしたい場合、家庭側に固定のグローバルIPとポート開放がないと直接接続できません。 例えば会社のPCから自宅PCにリモートデスクトップ接続をしたり、スマホから自宅の防犯カメラ映像を閲覧したりするといったシーンでは、アクセス先である自宅側ネットワークのIPアドレスが固定であることが望まれます。
- アクセス元IP制限のあるサービス利用 企業の社内システムや取引先のウェブサービスなどで、セキュリティ対策として特定のIPアドレス以外からのアクセスを禁止している場合があります。 このような環境では、自宅の回線からアクセス権を得るために自分専用の固定IPアドレスを申請・登録する必要があります。 テレワークで自宅から社内の業務ツールや顧客管理システムにログインするケースが該当し、自分の接続元を固定IPで特定・許可してもらうことで初めてアクセス可能になるのです。
- サーバー・オンラインサービスの公開運用 自宅でゲームサーバー(例:マインクラフト)やWebサーバーを立ち上げて外部に公開したり、家庭内IoT機器(ネットワークカメラ等)の外部からの操作を行ったりする場合も、固定IPとポート開放が求められます。 アクセスする側が常に同じドメイン/IPで自宅サーバーを見つけられること、そして自宅側ルーターがその通信を受け入れて内部機器に転送する設定が必要になるためです。
以上のように、固定IPアドレスがあることで初めて可能になる通信が多く存在します。
特にテレワークや在宅勤務の増加により、自宅回線でも社外からの安全なアクセス(IPアドレスによるアクセス制限)が求められる場面が増えました。
固定IPはセキュリティ上のフィルタとしても機能し、不特定多数からの不正アクセスを防ぐ効果があります。
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ソフトバンクエアーではこれらの用途に制約がある
しかしながら、上記の固定IP前提の用途はソフトバンクエアー環境では制約が大きいのが実情です。
既に述べたとおりSoftBank Airでは契約者ごとの固定グローバルIPがなく、ポート開放もできないため、外部から直接自宅のネットワーク機器にアクセスすることができません。
具体的には以下のようなことがソフトバンクエアーでは実現困難です。
- 社内システムへの自宅からのアクセス 社内側でIP制限をしている場合、自宅がSoftBank AirだとグローバルIPが固定されておらず都度変わるため登録ができません。 また共有IP環境では自分以外の利用者とIPを共有しているため、セキュリティ上許可されないでしょう。
- 自宅PC・サーバーへのリモートアクセス SoftBank Airは共有IP+ポート閉鎖のため、自宅側で待ち受けるサーバーを立てても外部から接続要求が届きません。 「自宅のPCに会社からアクセス」「外出先から自宅の監視カメラ映像を見る」といったことが物理的にブロックされてしまいます。
- 自宅からのサーバー公開やオンラインゲームホスト グローバルIPがコロコロ変わる/共有であるSoftBank Airでは、外部に向けて安定したサーバー公開ができません。 また一部オンラインゲームで要求されるポート開放が行えないため、ゲームのホストプレイ(例:フレンドを自宅ホストのゲームに招待)もできない場合があります。
以上のように、ソフトバンクエアー単体では固定IPが関係する高度な通信ニーズには応えられない点に注意が必要です。
SoftBank Air自体は主に「工事不要で手軽に使える家庭向けインターネット」として設計されているため、一般的なWeb閲覧や動画視聴などには支障ありませんが、固定IPを伴う特殊な用途には不向きと言えます。
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モバイル回線で固定IPを使う代替策:VPN型クラウド固定IPサービス
では、ソフトバンクエアー利用者が固定IPアドレスを活用する方法は全くないのでしょうか?
実はインターネットVPNを利用したクラウド型固定IPサービスを使うことで、回線をSoftBank Airのままに固定IPを“間接的”に取得することが可能です。
VPN型の固定IPサービスとは、提供事業者が用意するVPNサーバーに自宅のPCやルーターから接続し、そのVPNサーバー経由でインターネットにアクセスすることで固定IPアドレスで通信できるようにするサービスです。
利用者側から見ると、「インターネットに出る出口」を自分専用のIPアドレスを持つVPNサーバーに切り替えるイメージです。
こうすることで、SoftBank Airなど元の接続回線がモバイルで動的IPでも、外部に対しては常に決まったIPアドレスから通信を行えるようになります。
極端に言えば、SoftBank Airのようなモバイル回線上でもVPNを介せば固定IPでのアクセスが可能になるということです。
ロリポップ!固定IPアクセスを活用するメリット
その具体的な代替策として注目なのが、GMOペパボが提供する「ロリポップ!固定IPアクセス」というサービスです。
これはVPN技術(プロトコルには高速で安全なWireGuardを採用)を用いて、どこからでも固定IPアドレスでインターネット接続ができるようにするクラウドサービスです。
SoftBank Airを含むあらゆる回線で利用可能で、固定IPが必要な場面だけVPNに接続して使うといった柔軟な運用もできます。
ロリポップ!固定IPアクセスを利用するメリットをまとめると、次のとおりです。
- 回線を変えずに固定IPを実現 現在お使いのSoftBank Airなどモバイル回線契約はそのままで、追加で本サービスに契約するだけで固定グローバルIPを入手可能です。 VPN経由で通信することで、自宅・カフェ・出張先など場所を問わず常に同じIPアドレスからアクセスできます。 回線変更や大掛かりな工事は不要で、今の環境にプラスするだけで固定IP環境が手に入ります。
- 低コスト 利用料金は固定IP1つあたり月額539円(税込)~と非常に安価に設定されています。 これは国内主要他社の同種サービスと比較しても最安値水準であり、固定IPサービスの中では手頃な価格帯です。 さらに申込月から最大2ヶ月間は無料お試し利用が可能で、初期費用も不要のため、実際に使い勝手を確かめてから継続利用を判断できます。
- 導入が簡単・即日利用可能 オンラインで申し込み手続きを完結でき、最短当日中に固定IPの発行と利用開始ができます。 事業者への特別な届出や煩雑な書類提出も不要です。利用開始手順もシンプルで、スマホやPCに無料のVPN接続アプリ(WireGuard)をインストールし、発行された設定ファイルを読み込んで接続を有効化するだけでOK。 専門知識がなくても数分で固定IPによる接続が始められます。
- 高速かつ安定した通信 採用しているWireGuardプロトコルは従来のVPN方式に比べて通信のオーバーヘッドが小さく高速で、モバイル環境でも効率的に動作します。 そのためSoftBank Airのような回線でもVPN接続による極端な速度低下は生じにくく、安定したネット接続を維持しながら固定IP化できます。 通信はVPNで暗号化されるためセキュリティも向上し、一石二鳥です。
- 柔軟なライセンス・複数端末対応 個人・法人を問わず契約可能で、用途に応じて同じ固定IPに同時接続できる端末(ライセンス数)を柔軟に増減できます。 基本は1ライセンス=1接続ですが、必要な数だけライセンスを追加購入すれば、例えば自宅PCとノートPCとスマホを同時に接続して同じ固定IPを共有するといった使い方も可能です。 チームメンバー複数人で一つの固定IPを共有利用することもでき、スモールビジネスから大規模企業までスケールに合わせて利用できます。
上記のように、「ロリポップ!固定IPアクセス」を活用すれば「SoftBank Airではできなかったこと」が一気に解決できる可能性があります。
例えば、社内システムのIP制限には本サービスで得た固定IPを申請すればクリアできますし、リモートワーク中に常に同じIPから社用環境へ安全にアクセスすることができます。
また、SoftBank Air下でもVPN接続を張っておけば外部から自宅PCへの接続も一応は可能になります(※別途リモートデスクトップ用の中継サービスやVPN内でのルーティング設定等は必要ですが、少なくともグローバルIPが固定されることで解決策が見えてきます)。
何より「固定IPのために回線ごと乗り換える」必要がなく、月額数百円の負担で今の回線に固定IPの恩恵をプラスできる点は大きな魅力でしょう。
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まとめ
ソフトバンクエアーは手軽さが売りのホームルーターですが、固定IPアドレスの提供やポート開放には非対応であるため、リモートアクセスやIP制限下での利用など固定IPを要する用途にはそのままでは応えられません。
固定IPが必要な場合、従来は光回線への乗り換えやWiMAXの固定IPオプション契約などが考えられました。
しかし、現在では「ロリポップ!固定IPアクセス」に代表されるVPN型の固定IP付与サービスを活用することで、回線を変更せずに不足点を補うことが可能です。
SoftBank Airなどモバイル回線で固定IPを使いたいユーザーにとって、このようなクラウド固定IPサービスは現実的で手軽な解決策となります。
実際にロリポップ!固定IPアクセスは低価格で導入ハードルが低く、最大2ヶ月の無料期間も用意されています。
興味のある方はまずお試しで利用してみて、問題なく自分の用途で固定IPが使えるか確認してみるとよいでしょう。
うまく活用すれば、ソフトバンクエアーの利便性はそのままに、固定IP環境を手に入れることができるはずです。
ロリポップ!固定IPアクセス紹介
ロリポップ!固定IPアクセス(by GMOペパボ)は、月額539円(税込)から利用できるクラウド型の固定IP付与サービスです。
WireGuardプロトコルを採用した高速・安全なVPN経由で、自宅やカフェなど場所を問わず常に同じ固定IPアドレスでインターネットにアクセス可能になります。
申し込みはオンライン完結で即日発行・利用開始OK、最大2ヶ月の無料お試し期間もあり安心です。
接続設定も専用アプリに発行ファイルを読み込むだけと非常に簡単なので、専門知識がなくてもすぐ導入できます。
個人から法人まで利用可能で、1ライセンス=1同時接続を基本に必要数のライセンスを追加購入すれば複数端末で同一IPを共有することも可能です。
「今の回線はそのままで固定IPだけ欲しい」というニーズに応える、手軽で柔軟なサービスとなっています。