ロリポップ固定IPアクセス byGMOペパボ
IPアドレス制限とMFA/SSOの併用: 多層防御で実現する高度なセキュリティ

IPアドレス制限とMFA/SSOの併用: 多層防御で実現する高度なセキュリティ

基礎知識

IP制限・MFA・SSOで実現するクラウドセキュリティ強化策

クラウドサービス(Google WorkspaceやMicrosoft 365、Salesforceなど)の普及に伴い、中小企業でも場所を選ばず業務システムにアクセスできるようになりました。

しかし同時に、サイバー攻撃や不正アクセスへの備えもますます重要になっています。IP制限(IPアドレスによるアクセス制限)、MFA(多要素認証)、SSO(シングルサインオン)は、クラウド利用時の代表的なセキュリティ対策です。

本記事ではそれぞれの概要と「防御範囲」と「弱点」をわかりやすく解説し、なぜ単独では不十分なのか、そして3つを併用してゼロトラストに近いセキュリティ体制を構築する方法を紹介します。

特にIP制限は「最後の砦」として、不正な場所からのアクセスをブロックする重要性を強調します。

さらに、リモートワークやBYODでも柔軟にIP制限を実現できるロリポップ!固定IPアクセスというサービスも最後にご紹介します。

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IP制限(IPアドレスによるアクセス制限)とは

IP制限とは、アクセス元のIPアドレスに基づいて「アクセスできる場所を制限するセキュリティの仕組み」です。

たとえば社内ネットワークや特定のオフィスからのみシステムのログインを許可し、それ以外の場所からのアクセスは遮断する、といった運用が可能です。

クラウド上に機密データを置く企業が増える中、外部からの不正アクセスを防ぐ基本対策として広く利用されています。

防御範囲(メリット)

弱点・注意点

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MFA(多要素認証)とは

MFA(Multi-Factor Authentication、多要素認証)とは、通常のID・パスワードに加えて複数の認証要素を要求する仕組みです。

ログイン時に「知っている情報(パスワード)」「持っているもの(スマートフォンの認証コードなど)」「身体的特徴(指紋や顔認証)」のうち複数を確認します。

例えばパスワード入力後にスマホアプリのワンタイムパスコード入力や、生体認証による確認を加えることで、たとえパスワードが漏洩しても第三者はログインしにくくなります。

近年の高度化する攻撃に対抗するため、大手クラウドサービスでもMFA導入が必須となりつつあります(※Salesforceでは2022年よりMFA必須化)。

防御範囲(メリット)

弱点・注意点

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SSO(シングルサインオン)とは

SSO(Single Sign-On、シングルサインオン)とは、一度の認証で複数のクラウドサービスや業務システムにログインできる仕組みです。

従来はサービスごとに別々のID・パスワードでログインしていたのを、SSO導入により共通の認証基盤(例:Azure ADやOkta、Googleアカウントなど)で一括ログインできるようにします。

これによりユーザーは何度もパスワードを入力する手間が省け、企業側もアカウント管理を一元化できるため利便性と管理性が向上します。

防御範囲(メリット)

弱点・注意点

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単独では不十分な理由:多層防御とゼロトラストの考え方

上記のように、IP制限・MFA・SSOはいずれも有効なセキュリティ策ですが、それぞれカバー範囲と弱点が異なります。

一つの手段に頼りきりだと、どうしても抜け穴を突かれるリスクが残ります。

そこで重要なのが多層防御と「ゼロトラスト」の考え方です。

多層防御 一つひとつの対策の弱点を他の対策で補い合うように、複数のセキュリティ層を重ねて守る手法です。 例えば「社外からの不正アクセス」はIP制限でブロックし、「認証情報の漏洩による不正ログイン」はMFAで防ぎ、「認証ポリシーの徹底と管理漏れ」はSSOで改善する、といった具合に三重・四重の壁を作ります。 実際にIP制限導入時も、多要素認証やログ監視と組み合わせることでより堅牢な体制になる、と専門家も指摘しています。 ポイントは一箇所の突破だけで全てを破られないようにすることです。

ゼロトラスト 「何も信頼しない、常に検証する」を原則とする新しいセキュリティモデルです。 従来は社内ネットワークなど“信頼できる場所”を前提にしていましたが、ゼロトラストでは場所や端末に関係なく毎回認証と監視を行います。 具体的には、ユーザーがいつ・どこから・どんな端末でアクセスしているか常にチェックし、少しでも不審ならアクセスをブロックしたり追加認証を要求します。 このように一度認証に通っても信用しすぎない仕組みにより、内部・外部問わずあらゆる経路からの攻撃に強くなります。

IP制限・MFA・SSOを組み合わせることで、このゼロトラストに近い考え方を中小企業でも実現しやすくなります。

例えば、「SSO + MFA」でユーザー本人確認を厳密に行い、「IP制限」でアクセス元の場所も検証することで、ユーザーの身元と接続環境の両面からチェックがかかります。

たとえ巧妙な攻撃者がユーザーのパスワードとワンタイムパスコードを盗み出しても、会社が許可したネットワーク以外からではシステムに入れません。

逆に万一社内ネットワークが侵害され内部犯行があっても、MFAのおかげでパスワードだけではログインできません。

このように三位一体で対策を講じれば、単独対策では不十分だった部分が相互補完され、結果的に「信頼しすぎない」堅牢な防御が可能になります。

特にIP制限は「最後の砦」として重要です。MFAやSSOを突破されても、普段とは異なる場所からのアクセスであれば最終的にシャットアウトできるからです。

実際、「システム管理者だけは社内LANからしかアクセスできないようにする」「海外IPからのログインはたとえ認証が成功してもブロックする」といったIP制限ルールが、万一他の防御が破られた際の緊急ブレーキになり得ます。

社内業務の利便性を保ちつつこの“最後の砦”を機能させるには、次に紹介するような工夫も検討しましょう。

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リモートワークやBYODでもIP制限!ロリポップ!固定IPアクセスの活用

従来、IP制限は「社内オフィスの固定回線からの利用」に適した対策でした。しかし現在はリモートワークや店舗ごとの独立ネットワーク、従業員のBYOD利用など、社外から安全にアクセスしたいニーズが高まっています。

こうした場面では、社外からでも社内と同じIPアドレスを使ってアクセスする方法が有効です。

GMOペパボ社の提供する「ロリポップ!固定IPアクセス」はまさにそのためのサービスです。

ロリポップ!固定IPアクセスは、VPNを利用してユーザーに固定IPアドレスを割り当てるサービスです。

自宅やカフェ、出張先など場所を問わず、このVPN経由でアクセスすれば、常に同じ固定IPアドレスから接続できます。

その結果、クラウドサービスや社内システム側でアクセス元をこのIPだけに制限しておけば、どこから接続しても社内と同じ扱いでアクセスが許可されます。

たとえば「普段は在宅勤務の社員が固定IP経由で社内の業務ツールにアクセスする」「各支店が共通の固定IPを通して本部システムに接続する」といったことが可能になります。

サービスの特徴も中小企業に嬉しいポイントです。月額539円(税込)から利用でき、申し込み当日からすぐに使えます。

VPNプロトコルには高速・安全なWireGuardを採用しており、スマホからでも快適に接続可能です。

設定もシンプルで、発行された設定ファイルをアプリ(WireGuard)に読み込むだけで準備完了します。

ライセンスで複数端末の同時接続も可能なため、チームや店舗単位で一つの固定IPを共有することもできます。

さらに最大2ヶ月の無料お試し期間も用意されており、手軽に導入テストができます。

活用シーン例: ロリポップ!固定IPアクセスは次のようなシーンで役立ちます。

このように「どこからでも固定IPで接続できる」仕組みを使えば、地理的な制約を超えてIP制限の恩恵を受けられます。

不正アクセス対策を強化しつつ、現代的な柔軟働き方にも対応できるでしょう。

まとめ

中小企業の情報システム担当者にとって、IP制限・MFA・SSOはそれぞれ取り組みやすいセキュリティ強化策ですが、単独では隙が残ることを解説しました。

IP制限はアクセス元を絞り込んで外部からの攻撃を防ぎ、MFAは盗まれた認証情報の悪用を防ぎ、SSOは認証を一元管理してポリシー徹底と利便性向上を図ります。

3つを併用することで「場所」「人間」「管理」のあらゆる側面にセキュリティの網をかけ, ゼロトラストに近い強固な防御を構築できます。

特にIP制限は最後の砦となり得る重要な対策です。

不正なアクセスを最終的にシャットアウトし、万が一他の層が破られても被害を食い止める役割を果たします。

実践面では、「社外からの正当なアクセスもブロックしてしまう」という課題を克服するために、ロリポップ!固定IPアクセスのようなソリューションも活用しつつ、セキュリティと業務効率のバランスを取ると良いでしょう。

まずは自社のクラウド利用状況を見直し、どの対策が不足しているかチェックしてみてください。

それぞれの対策の弱点を補い合う形で導入し、ぜひ安全かつ柔軟なクラウド活用環境を実現していきましょう。

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