ロリポップ固定IPアクセス byGMOペパボ
固定IPサービスの料金比較:安い固定IPを選ぶポイント

固定IPサービスの料金比較:安い固定IPを選ぶポイント

サービスの選び方

固定IPアドレスは「高い」と思われがちですが、同じ固定IPでも提供方式によって月額料金は数百円から数千円まで大きく開きます。相場を知らずに選ぶと、必要以上に払い続けることになります。

この記事では、固定IPサービスの料金をプロバイダ型・モバイル型・VPN型の3方式で比較し、月額以外に見るべきチェック項目とコストを抑える方法を整理します。固定IPアドレスそのものの仕組みから知りたい方は、固定IPアドレスとは?動的IPとの違い・メリット・取得方法をあわせてご覧ください。

固定IPサービスの料金相場【方式別の比較表】

固定IPを提供する方式は3つあり、料金体系も前提条件もそれぞれ違います。まず全体像を押さえます。

比較項目 プロバイダ型 モバイル型 VPN型
月額(固定IP分) 1,000〜4,000円程度 2,000〜5,000円程度 500〜1,500円程度
初期費用 数千円程度(開通工事費が別途かかる場合あり) 端末代・SIM発行手数料 無料のサービスが多い
回線の条件 対応プロバイダとの回線契約が前提。乗り換えが必要になる場合がある 契約したモバイル回線でのみ利用可能 いまの回線をそのまま使える。工事・プロバイダ変更は不要
利用開始までの期間 数日〜数週間(回線工事を伴う場合はさらに) SIM・端末の配送日数 即日〜数日
複数人での利用 回線契約ごとに1つ。人数分の契約が必要になりやすい SIMごとに1つ 1つの固定IPを複数人で共有できるサービスがある
最低利用期間 1〜2年縛りのプランもある 端末の分割払いに縛られる場合がある 月単位の契約が多い

※ 金額はいずれも2026年8月時点の一般的な相場(固定IPの利用にかかる費用の目安)です。回線料金・端末代は別途必要になる場合があります。実際の料金は各社の公表値をご確認ください。

この表で押さえてほしいのは、「月額の安さ」と「いまの回線を変えずに済むか」がだいたい同じ方向を向いていることです。以下、方式ごとに料金の中身を見ていきます。

① プロバイダ型の料金

いま契約しているインターネットプロバイダに、固定IPのオプションを追加する方法です。フレッツ光やドコモ光などの回線契約に対して、プロバイダ側で追加料金を払って固定IPを割り当ててもらう形になります。

月額の相場は1,000〜4,000円程度ですが、事業者による差が非常に大きい領域です。個人契約が可能な法人向けプランでは月額数千円台になることもあり、逆に固定IPに力を入れている小規模プロバイダでは1,000円を切る例もあります。

料金以外に必ず確認したい点が2つあります。

いまの回線で固定IPが使えない場合の選択肢は、契約中のプロバイダで固定IPが使えない? 切り替えずに静的IPを確保する方法にまとめています。

② モバイル型の料金

固定グローバルIPアドレスが付与されるSIMやモバイルルーターを契約する方法です。固定IP分の月額は2,000〜5,000円程度が相場で、3方式のなかでは最も高くなりがちです。

高くなる理由は、固定IPの料金に加えてモバイル通信自体のデータプラン料金が必要になるためです。端末を分割払いで購入した場合、その支払いが終わるまで実質的な縛りが生じる点にも注意してください。

一方で、固定回線を引けない現場、車載機器、屋外のIoT機器といった「動く用途」ではこの方式しか選べません。用途が合っていれば価格差は妥当です。詳しくはポケットWi-Fiで固定IPアドレスを使う方法は?で扱っています。

③ VPN型の料金

VPN接続を経由して固定IPアドレスを付与するサービスです。固定IP分の月額は500〜1,500円程度で、3方式のなかで最も安い水準です。

安くなる理由は構造的なものです。事業者側は回線設備を持たず、いまの回線の上で固定IPだけを提供します。利用者側も工事や回線の乗り換えが不要なので、初期費用が無料のサービスが多くなります。

料金以外に必ず見るべき4つの項目

月額だけを並べると、実際に払う総額を見誤ります。次の4項目を必ずセットで確認してください。

「月額が安いのに高くつく」を避けるチェック項目

  • 初期費用と工事費
    月額が数百円安くても、初期費用と工事費で数万円かかれば1〜2年は回収できません。「1年目の総額」で比較します。
  • 最低利用期間と解約金
    1〜2年縛りのプランは、途中でやめると違約金が発生します。用途が一時的なら月単位契約を優先します。
  • 必要なIPアドレス数・人数
    回線契約ごとに1つしか付与されない方式では、拠点や在宅勤務者の数だけ契約が増えます。1つの固定IPを複数人で共有できるかどうかで総額が大きく変わります。
  • 利用開始までの期間
    取引先からIPアドレスの固定を求められている場合、開通に数週間かかると業務が止まります。時間的コストも料金の一部として考えます。

固定IPのコストを抑える3つの方法

無料お試し期間を乗り換え期間に充てる

多くの固定IPサービスには無料のお試し期間があります。これを乗り換え期間中の二重支払いを避けるために使うのが最も効率的です。

新しいサービスを無料期間で開始し、その間に旧プロバイダの解約や設定変更を済ませれば、無料期間の終了と同時に一本化できます。無料期間が長いサービスほど、この移行に余裕が生まれます。

短期契約が可能なサービスを選ぶ

固定IPが必要なのは「一時的なプロジェクト期間だけ」というケースは珍しくありません。月単位で契約・停止できるサービスを選べば、不要な期間の支払いをなくせます。契約前に最低利用期間と解約条件を必ず確認してください。

1つの固定IPを共有できる方式にする

複数人・複数拠点で固定IPが必要な場合、ここが総額に最も効きます。人数分の回線契約が必要な方式と、1つの固定IPにライセンスを追加していく方式では、10人規模でも月額の差は数万円になり得ます。

ロリポップ!固定IPアクセスの料金

私たちが提供している「ロリポップ!固定IPアクセス」はVPN型のサービスです。参考として料金を挙げておきます。

プラン 1ライセンスあたり月額 1IPアドレスあたりの利用ライセンス数
ライト 490円(税込539円) 1ライセンス〜
スタンダード 450円(税込495円) 10ライセンス〜

国内の主要なVPN型固定IPアドレス提供サービス4社(自社を含む)を対象とした自社調べでは、月額基本料金および初期費用で国内最安値という結果でした(2026年5月18日時点、通常料金での比較)。

速度については、2026年1月の自社環境での計測で未接続時370Mbpsに対し接続時320Mbpsでした。計測条件を含む詳細は接続時の速度計測に掲載しています。

大規模な利用実績としては、株式会社朝日新聞社に全国約2,000店・2,000ライセンス超の規模でご利用いただいています。導入の経緯は朝日新聞社の導入インタビューでお話を伺いました。

ロリポップ!固定IPアクセスの詳細・料金を見る

まとめ:コスパの良い固定IPを選ぶには

固定IPサービスの料金を比較するときの要点をまとめます。

そのうえで、いまの回線とプロバイダを変えずに、なるべく安く固定IPを使いたいという要件であれば、VPN型が第一候補になります。回線工事も乗り換えも不要で、月単位の契約なら合わなければ負担なくやめられます。

方式ごとの仕組みの違いや、そもそも固定IPで何ができるのかは、冒頭で紹介した固定IPアドレスの基礎解説で図解つきにまとめています。

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